【健康食品】卵油の栄養成分の一つ「レシチン」について

古くから健康食品として伝えられてきた卵油には、卵黄に含まれる様々な栄養素が濃縮されています。その栄養の高さから、近年再び注目を浴びている健康食品の一つです。卵油の栄養成分の中には「レシチン」というものが含まれています。レシチンは、どのような働きがある成分なのでしょうか?

卵油に含まれる栄養成分の一つ“レシチン”とは?

割れた卵と無事な黄身

レシチンはホスファチジルコリンとも呼ばれ、体を構成する細胞を作るために必要不可欠なリン脂質の一種です。

フランスのGobleyという学者によって卵黄から単離され、ギリシャ語で卵黄を意味するレシトースにちなんで“レシチン(Lecithin)”と名付けられました。レシチンは動植物の細胞に必ず存在する物質で、動物では脳や骨髄、心臓といった主要器官、植物では大豆や酵母などに含まれています。

人間の体はたくさんの細胞からできていますが、その細胞一つひとつを支えているのが細胞膜です。細胞膜はタンパク質と脂質で構成され、必要な栄養を吸収して不要な物質を排出するなど大切な働きを担っています。

この細胞膜の主な成分となるのが、レシチンなのです。レシチンは体内のリン脂質としては最も多く存在し、細胞膜などの生体膜や脳、神経組織の構成成分となっています。

レシチンの働きについて

閃きを表した指先

レシチンは、「リン酸」「コリン」「グリセリン」「脂肪酸」といった4つの物質で構成されています。リン酸とコリンは水に溶けやすい親水性で、グリセリンと脂肪酸は油に溶けやすい親油性のため、レシチンには水と油を混ざり合わせる乳化作用があります。

人間の体は、水溶性成分と脂溶性成分の2種類から成り立っていますが、これを上手くコントロールしてくれるのがレシチンです。脂肪がエネルギーとして体内で利用・貯蔵されるときには、タンパク質と結合して血液の中を移動する必要がありますが、脂肪とタンパク質の結合にはレシチンが必要となります。

本来は溶けあわない水と脂がレシチンによってよく混ざるようになるため、脂肪の利用効率を高めることが可能です。脂肪の代謝を促すということは、肥満の予防・解消にもつながります。

また、水に溶けにくい脂質や脂肪酸、脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)、コレステロールなどを包み込んで溶けやすくすることで、栄養素がスムーズに吸収できるようサポートしています。

健康食品として親しまれてきた卵油の味にこだわる和気の研究社

健康や美容のために健康食品をお考えでしたら、ぜひ和気の研究社の卵油をご検討ください。

和気の研究社では、昔から健康食品として親しまれてきた卵油を製造・販売しています。卵油の原料となる卵は、群馬県富岡市の山間地で生産された新鮮な平飼有精卵を使用しています。昔ながらの苦味のある卵油ですが、炒り加減を調整して苦味を抑えめに仕上げました。

独自の焙炒圧搾製法で作った搾り卵油は、苦味やニオイがほとんどありません。そのため、お子様やご高齢の方にも難なく召し上がっていただける味です。

また、和気の研究社の卵油は、卵黄を長時間炒り続けて抽出したエキスをそのまま瓶詰にしています。スプーンでそのまま召し上がってもOKですが、トーストに塗ったりヨーグルトに混ぜたりするのもおすすめです。一日に1~3mlが目安となり、卵油を初めてお飲みになる場合は少量からお試しください。

【健康食品】卵油の栄養成分の一つ「ビタミンE」について

卵油に含まれる栄養成分の一つ“ビタミンE”とは?

ビタミンEのイメージ

ビタミンEは老化抑制ビタミンとも呼ばれ、老化や生活習慣病の原因となる活性酵素から体を守る役割を担っています。

天然のビタミンEは大きく分けて、「トコフェロール」と「トコトリエノール」の2種類に分類されます。この2種類は、さらにそれぞれα(アルファ)型・β(ベータ)型・γ(ガンマ)型・δ(デルタ)型の4種類に分けられ、これらを総称してビタミンEといいます。

この中でビタミンとしての生理作用が最も強いのは、α-トコフェロールです。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」でも、このα-トコフェロールの量をビタミンEの基準値としています。

ビタミンEは熱に強い脂溶性ビタミンなので、油と一緒に調理することで体内への吸収率が高くなります。また、ビタミンEと一緒に摂取して欲しいのが、ビタミンAとビタミンCです。ビタミンAとビタミンCを組み合わせることで、より抗酸化力を高め合う特徴があります。

このようなことから、この3つのビタミンはビタミンACE(エース)といわれ、女性におすすめのビタミンです。

ビタミンEの働きについて

閃きをイメージした電球

食べ物が酸化すると傷んでくるのと同様に、私たち人間の体も酸化すると、体内に過酸化脂質が生成されて、次第に細胞が劣化していきます。これがいわゆる老化や病気の引き金となるものです。ビタミンEは、この過酸化脂質の生成を抑えて、細胞の老化を防ぐ働きをしています。

これにプラスして、血液中のコレステロールの酸化を抑制する作用もあります。このような働きにより体内の細胞膜の酸化による老化だけでなく、血液中の悪玉コレステロールの酸化による動脈硬化、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞といった生活習慣病の予防にも期待されています。

また、末梢の毛細血管を拡張して血行を促進させるのもビタミンEの特性です。血行が滞ることで起こる冷えや肩こり、腰痛でお悩みの方は、日頃からビタミンEを摂取することをおすすめします。ビタミンEは、紫外線に対する抵抗力を上げる特性もあるため、シミやそばかす対策にも有効です。

卵油は食事で不足しがちな栄養のサポートにおすすめの健康食品

タンパク質・糖質・脂質は三大栄養素と呼ばれ、生きていくうえで最も重要な栄養素になります。この三大栄養素が体内でスムーズに働けるようサポートしているのが、ビタミンEです。

体に必要な栄養素とわかっていても、忙しい日々を送っている現代人にとって、食事からの摂取が難しい場合もあります。食事で不足しがちな栄養素は、健康食品で補うのも一つの方法です。卵油は自然の恵みを活かした健康食品で、古くから伝承されてきました。和気の研究社では、味にこだわった卵油を通販にてお届けしています。

群馬県富岡市の山間地で元気に育てられた平飼有精卵の卵黄のみを使用し、一から手作りした純正卵油です。健康志向が高まりを見せる中、卵油は理想的な健康食品として再び高い関心を集めています。「健康や美容のために何か始めたい」「偏りがちな食生活をサポートする健康食品を探している」といった方は、ぜひ和気の研究社の卵油をお試しください。